〇中学2年でつまずく子どもの5つの特徴
私が見てきた「あるある」パターンと対策
「小学校のときは算数が得意だったのに、中学に入ったら急に数学がわからなくなった」
こういった相談を、毎年たくさんの保護者の方から受けます。特に中学2年生は、数学において非常に大きな「壁」が立ちはだかる学年です。長年塾で生徒を見てきた経験から、つまずく子に共通するパターンをお伝えします。
中2数学はなぜ難しいのか?
中1では「正負の数・文字式・一次方程式」など、まだ小学算数の延長として理解できる内容が中心です。ところが中2になると、「連立方程式」「一次関数」「図形の証明」という3つの難しい単元が登場します。
これらは「暗記」や「公式の当てはめ」だけでは通用しません。概念を理解し、筋道を立てて考える力が初めて本格的に求められる単元です。小学校のころから"なんとなく"で乗り切ってきた子が、ここで一気に崩れるのはそのためです。
つまずく子に共通する5つの特徴とは?
①中1の内容があいまいなまま進んでいる
連立方程式を解くには、一次方程式の計算力が土台になります。一次関数を理解するには、比例・反比例の概念が必要です。中2でつまずいている子の多くは、実は中1の内容が理解しきれてない、というのが私の実感です。
「わかったふり」で先に進んできた子が、中2でいよいよ限界を迎えるという構図です。
②「なぜそうなるか」を考えずに公式を丸暗記している
たとえば一次関数。「y = ax + b のaが傾き、bが切片」と覚えていても、グラフがなぜそういう形になるのか?をわからずにそのまま暗記している子がいます。
問題の見た目が少し変わるだけで「解き方がわからない」と手が止まってしまうのは、”なぜそうなるのか?を本当の意味で理解していないからです。
③ 図形の証明問題で「何をどう書けばいいかわからない」
中2から始まる「証明」は、多くの子が初めて経験する”論理的な文章記述”です。答えが数字ではなく「言葉と根拠の積み重ね」で構成されることに、強い戸惑いを感じる子が多い。国語の記述問題にも似ています。
「なんとなくわかるけど、書けない」という状態が続くと、証明問題を丸ごと捨てるようになり、定期テストでも大きく点を落とします。
④途中式を書かずに答えだけを書く
答えをまちがえた時に”ただの計算ミス”と何もせずそのまま次の問題に進んでいませんか?原因を理解していないと必ず次も同じまちがいをしてしまいます。まちがえたら、まずは自分の途中式をよく見てどこがまちがえた原因なのか?を考えることが本当に大事です。問題を解くときに、その途中の計算をメモ用紙にせずにノートに必ず書く。これを肝に銘じてください。
⑤授業を聞いて「わかった」と思っただけで、実際に自分でその問題を解いていない。
わかった気になるのは簡単です。先生の解説を聞いていれば「なるほど」と感じます。しかし、自分の手を動かして解けるかどうか?は別の話。授業で理解したつもりでも、実際に問題を開くと「あれ?」となる子は、インプットだけでアウトプットが足りていません。
お伝えしたい対策
① 中1の内容に戻ることをためらわない
プライドが邪魔をして「今さら…」と思う子もいますが、土台の穴を埋めることが最短ルートです。一次方程式が完璧に解けるようになれば、連立方程式の習得は格段にスムーズになります。
②グラフを書いたときに
a でグラフの角度を決める。 b で グラフの高さが決定する。また b はy軸との交点を意味する 等いろいろな角度から理解することが大事です。
③証明は「型」から入る
証明が苦手な子には、まず一番オーソドックスな問題を暗記して、証明問題を書く順番を覚えるのが大事です。順番さえ覚えればその問題に応じた書き方ができるようになります。
④ノートに、計算を含めて途中式をていねいに書くことが、計算ミスをなくすコツです。
どこでまちがえたのか?を必ず途中式をみて考える。これが本当に大事です。
⑤学校の先生、または塾の先生に、解き方を聞いて”わかった”とおもったらその場で同じ問題でいいので実際に自分で解いてみる。これをとにかく実践してみてください。
もし上記対策を自分ひとりでするのは難しい方は、ぜひ当教室にお任せください。






